からくり人形を乗せた曳山が、昼夜で違う顔を見せる
大津祭
まつりの概要
例年、およそ15万人の見物客でにぎわう大津祭り。コンコンチキチンの囃子にあわせて動くからくり人形と、豪華な幕で彩られた13基の曳山が町内を巡回します。前夜祭では通りに提灯が飾られ、曳山を幻想的に照らします。
まつりにまつわる物語
古いものでは1630年代につくられた13基の曳山。普段は解体され各町の蔵に保管されており、まつりの1週間前に組み立てられます。からくり人形や見送り幕、屏風は、全国的に見ても最古の部類、かつ一流の細工師によってつくられたもので、日本芸能史においても注目されています。人形を動かす「からくり」も面白く、なかでも「鯛釣り」「鯉の滝登り」などは独特のメカニズムで動いています。
あわせて楽しみたい
琵琶湖を見下ろすようにそびえる打見山と蓬莱山の間には、山岳リゾート「びわ湖バレイ」が。山頂のテラスへは、麓からガラス張りのロープウェイで登ることができます。また、大津港の「びわこ花噴水」は、美しい琵琶湖を背にした高さ最大40メートルの放水が圧巻。夜は色とりどりにライトアップされます。
地元の方からひとこと
生まれたときから、このお囃子を聞いて楽しんできました。雨が降ろうが、台風が来ようが守り受け継いでいきたいという思いです。