藁や正月飾りを積み上げた「サイト」が激しく燃えさかる
大磯左義長
まつりの概要
地域の守り神であるセエノカミサン(道祖神)に、家内安全や無病息災を願う火祭りです。藁や正月飾りなどを積み上げてつくった山に、高さ7、8メートルある竹を立てた「サイト」9基に火を放ち、団子を焼きます。この団子を食べると風邪をひかないといわれています。
まつりにまつわる物語
大磯左義長では、火祭り以外にもさまざまな行事が行なわれます。まつりの始まりを告げる「一番息子」では、縄をつけた石を持った子どもたちが、近所に住む人々の幸せを祈る願いごとを唱えながら、家々を周ります。海の上で綱引きをする「ヤンナゴッコ」では、厄病神を退治し、五穀豊穣を願います。
あわせて楽しみたい
大磯町の海辺に位置する大磯城山公園は、旧三井財閥本家の別荘地跡と旧吉田茂邸跡地を利用した公園です。園内には、富士山などの山々を一望できる展望室や、「湘南の丘陵と海」をテーマにした資料館、美しい日本庭園、バラ園などがあります。
地元の方からひとこと
幼いころから海と接していて、大学院で海洋微生物を研究しており、もっと大磯の海を知りたいという思いから参加しました。