真剣を手に持ち、夜を徹して披露される勇壮な舞
祓川神楽
まつりの概要
霧島東神社の奉納行事として400年ほど前から伝承されています。午後7時頃からはじまり、翌朝7時頃まで夜通しで神事とともにさまざまな舞が繰り広げられ、真剣を持って踊る「剱舞」が多いのが特徴です。なかでも、12人が約1時間にわたって勇壮に舞う「十二人剱」は見ものです。
まつりにまつわる物語
数ある演目のなかで、唯一見物客が舞台に上がることができるのが「花舞」。演者が365個の餅をお盆に載せて、片手で持ち、舞いながら落としていきます。舞の最中、落ちた餅を拾うため見物客がなだれ込み、奪い合いとなります。
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湯之元温泉は、明治時代から続く歴史ある温泉です。鉄分を多く含んだ茶褐色のお湯に炭酸が含まれる通称「サイダー鉱泉」は全国でも珍しく、胃腸病に効果があるといわれています。その鉱泉で炊き上げたお米でつくる「鉱泉おにぎり(湯めし)」が名物です。
地元の方からひとこと
霧島東神社の檀家の方々が中心になって、五穀豊穣の感謝の意味を込めて舞うのが祓川神楽です。