菅原道真公の心を鎮めるため平安時代から続くまつり
防府天満宮御神幸祭(裸坊祭)
まつりの概要
菅原道真の御霊に「無実の知らせ」を伝えて心を鎮めるため、平安時代から続く神事。防府天満宮の拝殿正面の扉が開かれると、裸坊(はだかぼう)と呼ばれる白装束姿の男たちが一斉に拝殿になだれ込みます。500キロの御網代輿(おあじろこし)が階段を滑り降りる様は圧巻の一言。
まつりにまつわる物語
平安時代、時の権力者である藤原氏により無実の罪を着せられ大宰府に左遷された菅原道真。その潔白を示すため近隣の川の冷水で身を清めていた人々の姿から、まつりの参加者は「裸坊」と呼ばれるようになり、別名「裸坊祭」の名がつきました。
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地元の方からひとこと
菅原道真に無実のお知らせを伝えるおまつりです。1,000年に渡って無実をお伝えしています。