獅子や兜、鯛など、豪華絢爛な曳山が駆け回る
唐津くんち
まつりの概要
九州北部で「くんち」と呼ばれる秋まつりのひとつで、唐津神社周辺で開催。獅子、兜、鯛などさまざまな形をした色鮮やかな曳山が、町中を練り歩きます。初日は夜に開催されますが、提灯に照らされた曳山は、昼とはまた一味違った表情です。
まつりにまつわる物語
14台ある曳山は、木組みを基に100枚以上の和紙を張り重ねたあと、漆や金箔などで仕上げられます。乾漆造(かんしつづくり)と呼ばれる技法でつくられた美術工芸品のうち、世界でも最大級のものとされています。なかでも印象的な鯛の曳山は、よく見ると体だけでなくひれも動くほど、細部にこだわっています。
あわせて楽しみたい
江戸時代に城下町として栄えた唐津市では、至る場所で当時の雰囲気を感じることができます。唐津城からは、約100万本のクロマツが群生する日本三大松原のひとつ「虹の松原」や城下町が一望できます。アニメ『ユーリ!!! on ICE』の舞台となったため、ファンも多く訪れるとか。
地元の方からひとこと
一致団結した統率力は、世界一と思います。このおまつりは私たちの生きがいです。