息を飲む絢爛豪華な歴史絵巻の世界へ
伊曽乃神社例大祭
まつりの概要
80台余りのだんじりや神輿が巡行する、豪華できらびやかなおまつりです。午前2時頃から始まり、闇夜に無数の提灯が揺れる様子はなんとも幻想的。翌日、だんじりと神輿がいっせいに川へ入る「川入り」は壮観で、鐘や太鼓の音とともに、感動的なクライマックスを迎えます。
まつりにまつわる物語
独特な形状のだんじりは屋台とも呼ばれ、材質はひのきで、源氏物語や三国志などの時代絵巻が彫刻されています。彫られた人物や龍などは、陽の光や夜の提灯の灯りによってまったく異なる表情を見せます。釘を一切使わずに木片のみで組み立てており、職人技が光る装飾も見どころのひとつです。
あわせて楽しみたい
日本の名水百選にも選ばれた「うちぬき」と呼ばれる地下水は、西条市の名物。市内にある総合文化会館や市役所近くの広場などに設けられた水飲み場で実際に飲むことができます。柑橘類の産地としても有名で、温州みかんや伊予柑、はるみなどさまざまな種類の柑橘が栽培されています。
地元の方からひとこと
今年の五穀豊穣の感謝の気持ちをだんじりや御輿の奉納というかたちで伝えており、300年続く伝統になっていると思います。