華やかな御船やだんじりが、雄々しい掛け声に合わせて石段を上る
乙島祭り
まつりの概要
700年の歴史ある、五穀豊穣を願うまつりです。刺繍や彫刻により華やかに彩られた、「大場物(おおばもの)」と呼ばれる御船、千歳楽(せんざいらく)、だんじりが、早朝に神社を出発し丸1日かけて町内を巡行。クライマックスでは担ぎ手たちの手により、170段ある境内の石段を勇ましく上っていきます。
まつりにまつわる物語
明治時代に港町として賑わっていた倉敷市玉島で行なわれる乙島祭りでは、海の歴史を映した山車を見ることができます。13町内から出される大場物は、2本の担ぎ棒の上に舟や布団が乗った豪勢なつくり。なかでも、3層から5層の赤い布団を重ねた「千歳楽」という太鼓台はそれぞれ異なる彫刻や刺繍により彩られています。
あわせて楽しみたい
美しい工場夜景でも知られる倉敷市。県道の鷲羽山スカイラインや水島展望台から望む大規模な工場地帯「水島コンビナート」の景色は、日本夜景遺産や夜景100選にも認定されています。ライトアップされた瀬戸大橋を望めるクルージングツアーなども定期的に開催しています。
地元の方からひとこと
若い人が磨きをかけてやってくれているから、輝いてる部分があってよかったなと思います。