2つの自治会の威信をかけた山車の競演が見もの
春日神社 秋の例大祭
まつりの概要
春日神社の秋の例大祭。昭和3年、昭和天皇の即位をお祝いする行事として始まりました。隣接する自治会同士が、それぞれ山車参りを行ない、合流地点で奉納囃子の腕比べを行う「すれちがい競演」が見どころです(コロナ禍のため、今年の「すれちがい競演」は中止)。
まつりにまつわる物語
春日大社の例祭は、3月と9月の2回。3月の例祭では、男性がふんどし姿で極寒の川に入り身を清める「御とう神事」のほか、火打ち石で神さまに奉納する米を炊くなどユニークな伝統が残り、東京都無形民族文化財にも指定されています。こうした600年以上続くまつりや神事は、村のなかでも一定の家の人々の世襲によって守られてきました。少子高齢化の煽りを受けながらも、現在まで受け継がれています。
あわせて楽しみたい
西奥多摩郡に位置する檜原村は、東京都にありながら、四季折々の自然に恵まれたエリアです。日本の滝100選にも選ばれた「払沢(ほっさわ)の滝」や、2億5千万年前の地層が露出した神秘的な「神戸岩(かのといわ)」、日帰り入浴ができる温泉「数馬の湯」などの観光スポットがあります。
地元の方からひとこと
2年間まつりが中止になっていましたが、ようやくまつりが戻ってきたという感覚です。太鼓の音がするとほっとしますね。