甘酒の盃を勧めては謡う、神話に基づいたまつり

梅宮神社の甘酒祭り

  • 毎年2月10日・11日
  • 埼玉県狭山市大字上奥富(梅宮神社)

まつり動画配信中祭りドキュメンタリー

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まつりの概要

氏子や参拝客に甘酒が振舞われるまつり。1日目は氏子のみで「座揃式」が行なわれ、厳粛な空気のなか、甘酒の盃を勧めては謡い(うたい)をあげ、さらに盃を重ねていきます。2日目は参拝客への甘酒の配布、夕方には甘酒の仕込みなどをする主宰者を引き継ぐ祭事「頭渡し」も。

映像サムネイル

まつりにまつわる物語

このまつりは、関東地方には珍しく「頭屋制」で行なわれています。頭屋制とは、氏子を数組に分け、年ごとにそのなかの1組がまつりを取り仕切ること。現在は9組の頭屋からなっています。頭屋を引き継ぐ「頭渡し」では、1年間にわたって頭屋を勤めた「本頭屋」と来年頭屋を勤める「受け頭屋」が盃のやり取りを行ないます。

あわせて楽しみたい

「智光山公園」は東京ドーム約11個分の敷地面積のなかに、こども動物園や市民体育館、植物園などを併設する大規模な総合公園。こども動物園では、テンジクネズミやケープペンギン、ポニーなどさまざまな動物が飼育されており、11月~3月にかけてはニホンザルやカピバラが温泉に浸かっている様子も見ることができます。

甘酒の盃を勧める際の謡い手は、この地域の小学5、6年生の子どもたちも務める
まつり2日目には、梅宮神社の境内に多くの人が訪れ、一般客にも甘酒が振る舞われる

地元の方からひとこと

時代は変わっていきますが、つなぐべきものはつないで、変わった部分は対応して、多くの人が参加できる行事にしたいと思います。

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