無病息災を願い、正月に獅子が各家庭で舞い踊る
女川の獅子振り
まつりの概要
女川町内の各地区に代々口承で受け継がれている伝統芸能。正月に獅子が家々をまわり、無病息災・家内安全を願って舞い踊ります。獅子の頭はひとつとして同じものはないといわれており、衣装やお囃子も地区によってすべて異なります。
まつりにまつわる物語
東日本大震災で大きな被害を受けた女川町では、獅子頭をはじめ、太鼓や笛、衣装など獅子舞に使う道具すべてが流失してしまいました。写真や資料もすべて流されてしまったため、獅子の修復は困難を極めましたが、多くの支援や職人の努力により復活を遂げました。
あわせて楽しみたい
女川駅前の商店街「シーパルピア女川」には、新鮮な海の幸が味わえるお店や観光物産施設など、多くの店舗が軒を連ねます。また近くにある「女川駅・女川温泉ゆぽっぽ」は、ウミネコが羽ばたく姿をイメージした白い屋根が特徴で、肌の余分な角質を取り除くという「美人の湯」を楽しむことができます。
地元の方からひとこと
震災後、座布団やスリッパ、空き缶でつくった獅子をサプライズで披露したことがありました。その獅子が復興の原点となっています。