神様の使い「かせどり」に、願いをこめて水をかける
上山市民俗行事 加勢鳥
まつりの概要
若者たちが頭から膝まであるわらみの「ケンダイ」を被り、神さまの使い「加勢鳥(かせどり)」に扮します。町を巡り踊っている加勢鳥に水をかけることで火の用心や五穀豊穣、商売繁盛を祈ります。
まつりにまつわる物語
「カッカッカーのカッカッカッ!」というかけ声が特徴的な歌とともに、加勢鳥は跳ねるようにして踊ります。また、加勢鳥から抜け落ちたわらは縁起物とされており、これで女児の髪を結うと、黒髪の豊かな美人になると伝えられています。
あわせて楽しみたい
山形県の名物「樹氷」は、限られた地域でしか見ることができない全国的にも珍しいもの。氷点下の水滴が木にぶつかった瞬間凍るのを繰り返すことで、もこもことした雪の塊になり、その姿から「スノーモンスター」と呼ばれています。蔵王では、ロープウェイからの鑑賞が定番。ライトアップされた夜間の風景も見どころです。
地元の方からひとこと
お客さんの笑顔が間近で見れるのが嬉しいです。県外の人もたくさん参加してくれているので、これをもっと広めていきたいです。