まだ暗い早朝、松明の明かりを頼りにワカメを刈る
和布刈神事
まつりの概要
毎年旧暦元日の早朝、3人の神職が烏帽子、狩衣、白足袋に草履姿で干潮の冷たい海に入ってワカメを刈る神事。刈り取ったワカメを神前に供え、航海の安全や豊漁を祈願します。約3メートルにもなる大きな松明の明かりを頼りに海に入る姿は幻想的。
まつりにまつわる物語
ワカメは古くから神の依り代ともされ、和布刈神事で刈り取ったものは万病に効くとして朝廷や領主にも献上されていました。戦前は「神事を見ると目がつぶれる」といわれていたため、拝観者はいませんでしたが、戦後に拝観が解禁されました。
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