害虫退散を願う「虫送り唄」に合わせて踊る、日本の原風景

鹿子原の虫送り踊り

  • 毎年7月20日
  • 島根県邑智郡邑南町矢上

まつり動画配信中私たちの祭り探検

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まつりの概要

作物につく虫を追払い、豊作を祈願する「虫送り」。かつては全国各地にあったこの行事の、古式ゆかしい方法がいまも残る貴重なまつりです。花笠に浴衣、紅たすき姿で腰に太鼓をくくりつけた男衆が、伝統の歌と踊りを披露しながら町内を練り歩きます。

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まつりにまつわる物語

平家の武将が、源氏の兵に追われた際、水田で足をとられて討ち死し、死後にウンカ(害虫)となって稲を食い荒らすようになりました。そこで死んだ武将の無念を慰めるために、虫送り行事がはじまったとされています。唄に合わせ、ウンカに見立てた藁人形を担いだ行列が水田を渡るという虫送り行事。原型を留めているのは、全国でも珍しいとされています。

あわせて楽しみたい

島根県の中部にある邑南町は農業が盛んな町で、さくらんぼやブルーベリーなどが有名です。自然放牧の酪農のほか、キャビアが捕れることで知られるチョウザメの養殖も行なわれています。自然豊かな町でもあり、初夏にはホタルの飛び交う姿が見られます。

平家の武将 斎藤実盛の霊を鎮めるために始まったとされる五穀豊穣を願うまつり
花笠から垂れる虫だれ(すだれ)には害虫をおびき寄せてとらえる意味がある

地元の方からひとこと

コロナで色々心配もしたけど今年もなんとか開催できて安心しました。
来年ももちろん7月20日何があってもやります。

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