毎晩下駄の音が鳴り響く、日本一長い盆踊り
郡上おどり
まつりの概要
例年お盆の夜を中心に、31夜にわたり行なわれるまつりです。浴衣と下駄姿の人々が輪になって踊り、交差しながら、笑みをかわしあったり。誰でも参加して楽しめます。神社の境内から町なか、ホテルの駐車場まで、日ごとにさまざまな場所が会場に。※コロナ禍のため、今年は期間が17夜に縮小。また例年明け方まで行なわれる8月13日(土)~8月16日(火)の「徹夜踊り」は、翌日午前1時までの開催となります。
まつりにまつわる物語
身分制度が厳しかった江戸時代。お盆の4日間だけは士農工商の身分に関係なく、踊って融和を図ってほしいという藩主の思いから始まったといわれています。以降400年にわたって継承されてきた歴史あるおまつりで、終戦の日ですら、御霊を慰めるために踊ったという事実も残っています。
あわせて楽しみたい
長良川の上流に位置し、清流と名水の城下町として知られる郡上八幡。職人町や鍛冶屋町は、国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けています。家々の軒先には水路が流れ、江戸時代を彷彿とさせる町並みを見ることができます。
地元の方からひとこと
徹夜おどりの4日間は昔から無礼講で参加する踊りなので、参加者みんなが仲良くなれます。