イワシ1000匹の頭を焼いて、煙と臭いで厄払い
焼嗅がし神事
まつりの概要
1,000匹のイワシの頭を焼いて、その臭いと煙で厄を払うまつり。次々に現れて参拝客や巫女にちょっかいをかける赤鬼や疫病神などを払っていきます。鬼や神だけでなく、昨年世間を騒がせた人物に扮した人々も登場するユニークな内容です。
まつりにまつわる物語
神事は演劇のような内容になっていて、「赤鬼が来た」「疫病神が来た」と慌てる貴族に対し、かけ声とともに若君がイワシを焼くように指示。巫女が境内で大量のイワシを焼き始めます。神事のあとには、イワシの頭にヒイラギの枝を刺したものが、魔除けとして参拝客に配られます。
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「原爆ドーム」は、第二次世界大戦時、広島市に投下された原子爆弾の悲惨さを後世に伝えるために残されている被爆建造物で、世界文化遺産にも登録されています。付近には広島平和記念資料館があり、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や資料などが展示されています。
地元の方からひとこと
祭りが再開して、ようやく第一歩を踏み出せました。伝統を守りながらも、時代に沿った伝え方をしていきたいと思います。