美しき踊りと囃子、狂言は時空を超える
綾子舞
まつりの概要
綾子舞は、柏崎市大字女谷に、約500年前から伝わる古典芸能です。女性の小歌踊と男性の囃子舞、狂言の3つからなり、初期歌舞伎の面影を色濃く残します。2つの集落(座元)で継承しており、衣装や歌、セリフに違いがあるのも見どころのひとつです。
まつりにまつわる物語
由来は諸説ありますが、「約500年前に越後の守護大名が家来に討たれ、妻の綾子が現在の柏崎市女谷に逃げた際、集落の人に舞を伝えた」という説が地元では広く伝わっています。昭和初期頃までは芸風を守るため、決まった家の長男のみの継承とされており、男性だけが踊ることを許されていました。
あわせて楽しみたい
綾子舞が披露される「綾子舞会館」周辺は、豊かな自然に囲まれた静かなエリア。6月頃にはホタルが舞い、幻想的な雰囲気が体感できます。同会館には衣装や道具、歴史的資料が展示されているほか、柏崎市内の店舗では、綾子舞にちなんだお菓子やグッズも販売されています。
地元の方からひとこと
大勢のお客さんから温かい拍手で迎えられ、なかなか練習で揃わなかったところも揃うようになり、楽しかったです。