神輿に大太鼓、山車、獅子舞、神楽で町中が大賑わい
若狭おばま放生祭
まつりの概要
毎年、9月の敬老の日直前の土・日曜日に行われる小浜八幡の祭礼で、300年以上の歴史があります。神輿のほか、大太鼓や山車、獅子舞、神楽の4種類の芸能を、2日間に渡る町内の巡行で奉納します。若狭地方最大の秋祭りとして知られます。
まつりにまつわる物語
その昔、殺生を戒め、捕獲した魚や鳥獣を野に放つ儀式「放生会」が行なわれていたことから、放生祭と呼ばれるようになりました。八幡神社は約1,000年の歴史を誇る神社で、室町時代には流鏑馬や管弦、江戸時代には相撲や能などが奉納されていた歴史を経て、現在のかたちとなっています。
あわせて楽しみたい
小浜市は、日本海に面したリアス式海岸が美しい地域。かつて朝廷に食材を納めることを許されていた「御食国(みけつくに)」のひとつで、海の幸が京都へ運ばれていました。市内にある、日本初の食文化博物館「御食国若狭おばま食文化館」では、食にまつわる歴史・文化や伝承料理などを展示しています。
地元の方からひとこと
結束しておまつりが継続することは大事だと思います。笛の音、太鼓の音を聞く限り、ずっと続くものと思っています。