提灯を飾った船が漕ぎ進む、幻想的なイルミネーション
尾張津島天王祭
まつりの概要
600年近くの歴史を持つ川まつり。「宵まつり」では、提灯がともされた船がゆうゆうと天王川を渡り、川面に映る灯とともに幻想的な光景をつくり出します。翌日の「朝まつり」では、提灯を能人形の飾りにつけかえられた船が漕ぎ進みます。
まつりにまつわる物語
室町時代以降、時の名将たちにも愛されたまつりです。由来は諸説あり、津島の武士たちが敵方の武士を船遊びを口実に討ち取ったことではじまった説や、日本神話に登場する男神、スサノオノミコトが着船した際に疫病が流行り、それを静めようとしたため、などと伝えられています。
あわせて楽しみたい
市内には、1450年もの歴史を持つ津島神社があります。神社近くの「あかだ屋清七」では、「あかだ」「くつわ」という米菓子を買うことができます。「あかだ」は、平安時代に弘法大師が悪疫退散の祈願を込めて津島神社に供えた米のお下がりでつくったもの、「くつわ」は江戸時代に神馬にかませる金具に似せてつくられたものがはじまりといわれます。
地元の方からひとこと
コロナ渦・台風の影響により今年は5年ぶりの開催です。今後まつりを伝承していくという意味でも今年は特に開催への思いが強いので、是非まつりを見て感動してください。