少年が人馬一体となり、疾走しながら矢を放つ
高山流鏑馬
まつりの概要
約900年にわたり受け継がれる流鏑馬行事。成人の射手が多い全国各地の流鏑馬と異なり、地元の中学生から選出された男子が射手を務め、国家安泰、五穀豊穣や悪疫退散を祈願して矢を放ちます。引手のかけ声とともに矢が的に命中すると、神社には大きな歓声が。
まつりにまつわる物語
射手は地元の中学2年生から選出。約30日間にわたって稽古に励み、2日前からは神社にこもって、数々の儀式を経て本番にのぞみます。本番では公家の衣装や笠を身にまとい、全長330mの馬場を3回駆け抜けて、合計9本の矢を放ちます。
あわせて楽しみたい
イプシロンを打ち上げたJAXA内之浦宇宙空間観測所では、ロケット打上げ場や巨大なパラボラアンテナなどさまざまな設備を見学することができます。また、町内には日本最南端の前方後円墳が見られる塚崎古墳群、薩摩藩の時代の居住区など、歴史的遺産も多く残っています。
地元の方からひとこと
3走目が終わって、馬が上がってきたときに涙を流しながら終われるのが高山流鏑馬の良さだと感じます。