高さ23メートル。巨大な人型のつくりものが街を練り歩く
五所川原立佞武多
まつりの概要
青森県内各地で開催される「ねぶた・ねぷたまつり」を代表するひとつ。大きなものでは20メートルを超える十数台のねぷたが、「ヤッテマレ」のかけ声、お囃子とともに町を練り歩きます。色鮮やかなねぷたの美しさと迫力が共存するまつりです。
まつりにまつわる物語
「ねぶた・ねぷたまつり」は、睡魔を払う七夕の行事が次第に華やかな灯籠まつりへ発達し、現在のかたちになったといわれます。江戸時代後期から明治時代にかけて徐々にねぷたが大きくなり、一時は電線の設置などで規模が縮小したものの、運行経路を整理して現在の大きさに復活。大型のほか、地元の有志団体や町内会、企業、高校生などが、中小のねぷたを制作して参加します。
あわせて楽しみたい
五所川原市は津軽三味線発祥の地。「津軽三味線会館」ではその歴史や、現代まで技術を受け継いだ奏者による演奏を体感できます。また、『人間失格』などの作者として名をはせた文豪・太宰治の所縁の地「斜陽館」があることでも有名。国の重要文化財建造物にも指定された、明治期の貴重な木造建築物です。
地元の方からひとこと
人が来て賑わう私たちの誇れる立佞武多を是非たくさんの人に見て欲しいです。