裸にハチマキ・腹帯姿の男たちが酒を持って家々をめぐる
柳沢の焼け八幡
まつりの概要
火難除け・五穀豊穣・家内安全を祈願する小正月行事。深夜に集落の男性がお酒を酌み交わして身を清めます。翌朝の早朝になると、裸にハチマキ・腹帯姿で家々をめぐり、手桶の酒を振舞います。新しく嫁いだ妻の顔には、「ヘソビ」と呼ばれる墨をつける習わしがあります。
まつりにまつわる物語
初日には、八幡神社境内に竹と藁で御小屋を建て、12束の藁でつくった燈籠に火を点けて、その燃え方で月々の作物のでき具合を占います。翌日には御小屋に火を点け、まつりは終焉。この御小屋が燃えるさまから、「焼け八幡」の名称がついたといわれます。
あわせて楽しみたい
加美町のシンボルとしても知られている「薬萊山(やくらいさん)」は、富士山型の美しい山容をもつことから、別名「加美富士」と呼ばれます。周辺には、総面積15万平方メートルからなる「やくらいガーデン」があり、ローズガーデン、ハーブガーデンなど8つのテーマガーデンを楽しめます。
地元の方からひとこと
年配の方から子どもたちまで、集落一丸となってまつりを続けて、次世代にもつなげていければと思います。