裸の男たちが神輿を掲げて、冬の海へと赴く
厳冬海中みそぎ祭り
まつりの概要
ふんどしを身に着けた男たちが、神輿を担ぎながら極寒のなか海に入り、五穀豊穣や疫病退散を祈るおまつり。海に入る男は「神男(かみお)」と呼ばれ、2基の神輿を1基8名前後で持ちあげます。海に腹まで浸かった男たちがかけ声に合わせて、神輿を上下に揺らします。
まつりにまつわる物語
江戸時代から行なわれていたものの、第二次世界大戦の空襲によって神輿が焼けてしまったことで長らく途絶えていました。しかし2001年に、地元の有志が集まって復興。神事をになう「神男」は志願者のなかから厄年の男子、年男、新成人を優先して選出します。
あわせて楽しみたい
日本の湾のなかで一番の深さ、水深2,500メートルを誇る駿河湾に面した「沼津港深海水族館」。ここでは、生きた化石・シーラカンスの、冷凍保存された本物の姿を見ることができます。ほかにも駿河湾に生息する深海生物や、世界中のちょっと変わった生き物などを展示しています。
地元の方からひとこと
お祭りは、日本全国の隠れたスターを生み出す魅力をもっています。キラリと光るものが発揮できる場だと思います。