狐面の男女が空中で織りなす圧巻の曲芸
竹ン芸
まつりの概要
狐のお面と白装束をまとった男女の若者が、高さ10メートルほどの2本の青竹の上で、お囃子に合わせて曲芸を行なう伝統芸能。若宮稲荷神社の秋祭りに奉納されています。神社の使いである男狐と女狐が、裏の竹藪で遊ぶ姿を模したものと伝えられており、江戸時代から披露されてきました。
まつりにまつわる物語
最初に子狐が、約5メートルの竹に登って、お手振りや逆上がりなどを披露。次に男狐と女狐が、約10メートルの竹の上で体を大きく揺らしたり、逆さになったりなどの曲芸を行ないます。クライマックスで、男狐がニワトリを宙に放つシーンは圧巻です。
あわせて楽しみたい
若宮稲荷神社周辺には坂本龍馬ゆかりの地が多く残っています。龍馬が結成した日本最初の商社といわれる「亀山社中」の資料館「亀山社中資料展示場」や、幕末の家屋の雰囲気を再現し、龍馬のブーツなどのレプリカや書状の写しなどが展示されている「長崎市亀山社中記念館」などがあります。
地元の方からひとこと
こういう地元の郷土芸能は、ますます引き継いでいかなくてはいけないなとしみじみと思いました。