ご馳走や酒とともに楽しむ、賑やかな歌舞伎
大鹿歌舞伎
まつりの概要
大自然に囲まれた野外会場にゴザを敷いて、酒を酌み交わしご馳走を食べながら観劇する、古来のスタイルを楽しめる地芝居です。300年以上の歴史を持ち、江戸から大正期にかけて歌舞伎上演が禁止されていた時代も、弾圧をかいくぐって継承されてきました。
まつりにまつわる物語
演目は約30種あり、鎌倉の武将・畠山重忠が登場する「六千両後日之文章 重忠館の段」は、平家物語の後日談で、大鹿村のみで演じられているといわれています。国立劇場や海外でも上演されており、俳優・原田芳雄さんの遺作となった映画『大鹿村騒動記』において劇中で取り上げられました。
あわせて楽しみたい
南アルプスの雄大な自然に囲まれた信州の秘境・大鹿村。山腹にある夕立神パノラマ公園からは、夕焼けと真っ赤に染まる南アルプスを大パノラマで眺めることができます。また道の駅などでは、村の特産品でもあるブルーベリーをふんだんに使った「大鹿村ジビエカレー」が食べられます。
地元の方からひとこと
お客さんがいるのといないのでは全然違いますね。役者としても、スタッフとしてもずっと関わっていたいです。