約3.6メートルの花飾りをしならせ、優雅に舞い踊る
寒水の掛踊
まつりの概要
世の平穏や豊作、雨乞いへの祈りを込めて、江戸時代から伝承されている寒水白山神社の例祭です。歌や太鼓が響くなか、悪魔払いの赤鬼を先頭に、さまざまな扮装をした地元男子が練り歩きます。全長3.6メートルにもなる竹製の花飾りを背負った4人の若者による境内での踊りは必見です。
まつりにまつわる物語
明治まで毎年隣村から声自慢がやって来ては、寒水の人たちと歌の掛け合いを行ないながら輪になって踊っていたことが「掛踊」という名前の由来といわれています。現在も境内での踊りは、行列に参加した地元男子と見学者による輪のなかで、歌の掛け合いに合わせて披露されています。
あわせて楽しみたい
標高900メートルの緑豊かな大自然に囲まれためいほう高原には、西日本最大級の長さのコースを誇る「めいほうスキー場」があります。スキーの季節以外でも、地元食材を使用したバーベキューやキャンプ、カヌーなどが楽しめます。
地元の方からひとこと
このまつりには、寒水で暮らす人々の「和」があり、お互いを助けあう「輪」があると感じます。