100人の海の男たちが、熱い血潮をたぎらせて奉燈を担ぐ
石崎奉燈祭
まつりの概要
ねじりはち巻きに地下足袋を履き、きつくさらしを締めあげた男衆約100人が、威勢のいいかけ声をあげながら、高さ15m、重さ2トンの奉燈(キリコ)を担ぎます。クライマックスの奉燈の乱舞競演では、担ぎ手、観客の興奮は最高潮に。※コロナ禍のため、今年は町内を練り歩かず「堂前広場」のみで開催、関係者のみの公開となります。
まつりにまつわる物語
もともとは石崎八幡神社の納涼祭として、明治22年、奥能登から古い「キリコ」を移入して始まったといわれます。キリコとは、神輿のような巨大な灯篭。能登には京都・祇園祭の流れを汲んだキリコ祭りが数多く点在しています。石崎奉燈祭はこうしたさまざまなキリコ祭りとともに、日本遺産にも認定されています。
あわせて楽しみたい
石崎奉燈祭をはじめ、七尾市を代表するまつりは「七尾4大祭り」と呼ばれています。「和倉温泉お祭り会館」では、この4つのお祭りに関する展示や体験が楽しめます。また、市内には七尾城跡があります。七尾城は、日本五大山城にも数えられており、城跡からの眺めは戦国武将の上杉謙信が絶賛したことでも知られています。
地元の方からひとこと
参加したくても参加できなかったみんなの想いも込めて精一杯まつりを開催しました。