15メートルの竹の先に房をつけ「ホイサホイサ」と担ぎ周る
羽黒山神社梵天祭り
まつりの概要
梵天と呼ばれる神具を神社に奉納するおまつりです。梵天は15メートルもの長さで、竹でできており、和紙やビニールテープなどでつくった房が先端についています。はっぴを身に着けた若者たちが、その梵天を跳ね上げながら町内を練り歩きます。力強いかけ声とともに山頂の神社に向かう姿は壮観です。
まつりにまつわる物語
梵天の房は神さまを招く目印になるもので、赤や黄など色とりどり。「ホイサホイサ」というかけ声とともに山頂までの3キロメートルの参道を登り、各地域から数十本の梵天が集まります。神社に着くとやぐらに梵天を立てつけて奉納。秋の収穫を祝い、縁起物の祝い餅などもまかれます。
あわせて楽しみたい
市内に200軒以上もの餃子専門店があることで有名な宇都宮ですが、全国バーテンダー技能競技大会の優勝者が2番目に多いことなどから、「カクテルのまち」としても名を馳せています。そのほか、百人一首ゆかりの地であることと「同時にかるた遊びをした最多人数」でギネス記録に載っていることから「百人一首のまち」としての顔も。
地元の方からひとこと
普段はまったく知らない若い人も、心が一つになります。おまつりをやることで、ほかの行事をやるときにも、声をかけやすくなります。