瀬戸内の小島に残る、ほかに類を見ない盆踊り
島の盆・白石踊
まつりの概要
源平水島合戦の戦死者を弔うために始められたものといわれる、盆踊りの一種。浜辺のやぐらのまわりで、老若男女が大太鼓と音頭に合わせ、梵天や団扇を手に踊ります。男踊・女踊など13種類の踊りがあり、年齢や性別などの属性により踊り分けられています。
まつりにまつわる物語
「絵巻物」にもたとえられる優美な衣装が見どころのひとつ。現在の衣装は、岡山県在住の日本画家・村川源之助氏が、白石踊の盛んだった江戸・元禄時代のファッションをイメージして制作したものです。浴衣を着ていけば観光客でも踊りに加わることができます。
あわせて楽しみたい
瀬戸内海に浮かぶ周囲約10kmの白石島は、笠岡諸島で二番目に大きな島。海水浴やシーカヤックなどのマリンスポーツが楽しめるほか、ハイキングなどもできます。「鬼ヶ城」とよばれる基盤の目のような割れ目をもつ鎧岩は、国の天然記念物に指定されています。
地元の方からひとこと
日本の伝統文化である白石踊を島外の方や海外の方へ伝えて行く活動をこれからも行っていきます。