選ばれし4人の男たちによる、3日間の極寒鍛錬
佐女川神社みそぎ祭(寒中みそぎ祭り)
まつりの概要
4人の若者が、3日間にわたり佐女川(さめがわ)神社に籠もり鍛錬を行なう伝統行事です。鍛錬のあいだは下帯姿になり、昼夜問わず何度も冷水を浴びて身を清めます。最終日は、4体の御神体を抱き極寒の津軽海峡に飛び込み、一年の豊漁・豊作を祈願します。
まつりにまつわる物語
まつりの始まりは1831年。1月15日の早朝、夢枕で「御神体を潔めよ」とのお告げを受けた神社守が、佐女川の氷を打ち砕いて冷水で身を清め、御神体の沐浴を行ないました。その年から豊漁豊作が続いたことが、このおまつりの起源とされています。
あわせて楽しみたい
津軽海峡を一望できるサラキ岬には、幕末に活躍した軍艦・咸臨丸が眠るといわれており、そのモニュメントを見ることができます。オランダで誕生した咸臨丸のためにチューリップの球根が贈られ、現在「サラキ岬チューリップ園」では毎年4〜5月頃、色鮮やかな数万球のチューリップが一面に咲き誇ります。
地元の方からひとこと
厳しい鍛錬なので自分の弱さも垣間見られ、一人の人間として成長できる場だと思います。