燃え盛る炎のなかをゆく、妖しく神々しい天狗の姿
琴平神社例大祭・天狗の火渡り
まつりの概要
高下駄を履いた天狗が、獅子舞とご神体を掲げた神輿を先導しながら町内を練り歩き、ご神体を清める儀式です。燃えさかる炎のなかを天狗、獅子舞、神輿がゆく姿は、力強く勇壮。漁業の安全と大漁を願って7月に行なわれます。
まつりにまつわる物語
天狗は猿田彦と呼ばれる神さま。神を導く神といわれる猿田彦が、氏神さまを乗せた神輿を導きます。猿田彦の前を横切ったり、上から見下ろしたりという失礼はご法度。町内を歩き一身に集めた穢れや災厄を、火渡りによって清めます。
あわせて楽しみたい
古平町は、明治時代にニシン漁で栄えた漁師町。現在でも6〜7月はウニ、9月はサケ、たらこなどおいしい海の幸が名産です。犬が遠吠えをしているように見えるセタカムイ岩や、宝石のように青く輝く積丹(しゃこたん)ブルーの絶景が楽しめる海の風景も見応えがあります。
地元の方からひとこと
3年ぶりの開催ということもあり猿田彦(天狗)の姿を見てお祭りができるようになったんだと思うと本当に嬉しくて涙が出てきました。