お囃子に合わせて神に捧ぐ、テンポが速く複雑な舞
田子神楽
まつりの概要
踊りや歌を神に捧げる、「神楽」を披露する神事。田子神楽はテンポが速く舞の型が複雑なのが特徴で、傘や扇、お盆などを使った舞も見られます。現代の能がまとめあげられる以前の舞曲の面影を残しており、芸能史的価値も高く評価されています。
まつりにまつわる物語
田子神楽は、山にこもって厳しい修行を実践した者たち(山伏)によって東北地域に伝承されたとされる山伏神楽のひとつで、450年以上の歴史があります。獅子が頭を振って舞う権言舞(ごんげんまい)を基本とし、全部で16番が継承されています。現在は田子神楽保存会によって、小・中学生への伝承にも力が入れられています。
あわせて楽しみたい
豊かな自然あふれる町の象徴のひとつとして、高さ約30メートル、幅約20メートルの「みろくの滝」が有名です。巨大な岩肌を水が細く滑る姿から、地元では「そうめんの滝」とも呼ばれています。見る角度によっては、スヌーピーの顔のようにも見えるとか。
地元の方からひとこと
神楽を通じていろいろなことが学べたのでやっててよかった。体が動く限り踊っていたいし、携わっていたいと思います。