人間界を訪れる神の使いが高く盛られたご飯を強いる強飯行事
発光路の強飯式
まつりの概要
毎年1月3日に発光路の鎮守である妙見神社の祭り当番の引き継ぎ式(頭渡し)に続いて行われていました。
山伏と強力という神の使いが集落を訪れ、新旧祭り当番や地元の代表者、市長など集まった人々に無理やりご飯を食べさせる「強飯」という儀式です。日光修験の流れを汲む行事で、神と人が共に飲食することで地域の穢れを払い、福を呼び込むいわれがあります。
まつりにまつわる物語
強力は行事のなかで、参加者一人一人に前年の行いについて口上を述べます。この口上は地域の声を代弁する役割があり、ほめたり、けなしたりすることが恒例。ユーモアのある口上で、ときには笑いを誘います。室町時代から続く行事とされ、平成8年に国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
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鹿沼市花木センターでは、花の展示、花・庭木、ガーデニング資材の販売を行っているほか、いちご狩りが楽しめる農園やバーベキュー場、屋内でこどもが遊べる広場など豊富な施設があります。スイーツやコーヒー、軽食が食べられるカフェも併設されています。