吹き上がる花火の下を、火の粉を浴びながら駆け回る
赤松神社奉納吹筒花火
まつりの概要
手づくりの吹筒煙火を神社に奉納し、吹き筒から吹き出す火の粉の美しさを競う。赤松地区に古くから伝わるまつりです。約10mの高さにまで掲げられた吹き筒から降りかかる火の粉をかぶり、掛け声に合わせて駆け回りながら、来年の豊作や家内安全を祈願します。
まつりにまつわる物語
いまも赤松に残る、江戸時代に書かれたとされる秘伝の書には、吹筒煙火に必要な材料や重さが記されています。花火を入れる筒は、直径10cm以上の太くてまっすぐな、天然の竹をくり抜いて使用します。花火の基となる火薬の配合は各地区で異なり、他地区には秘密にされるそうです。
あわせて楽しみたい
大浜海岸は毎年30頭前後のアカウミガメが産卵に訪れる美しい砂浜として、国の天然記念物に指定されています。また、海岸のすぐ近くには世界最高齢のアカウミガメ・浜太郎(昭和25年生まれ)が飼育されている「うみがめ博物館カレッタ」があります。
地元の方からひとこと
吹筒花火は花火の原点であり、打ち上げ花火とは違う良さがあると思います。花火って、こういうものだと知ってもらいたいです。