樹齢800年のタブノキを縄で縛り、供えものをする神事
天子祭り
まつりの概要
樹齢約800年のタブノキの木の前で行なわれる神事。持ち寄られたわらでつくられた、長さ約20メートル、重さ約20キログラムの縄をタブノキに7周半巻きつけて、竹でつくった神棚に赤飯などを供えます。手を合わせたあとは、米粉を水で溶いたものを参加者が口に入れます。
まつりにまつわる物語
「天子」とは、ヤマトタケルの父とされる景行天皇が、日本草創期、九州に居住していた敵対勢力の征伐の際に訪れたとされる場所のこと。山江村には3か所あるとされています。そのうちのひとつである「合戦峯(かしのみね)」で天子祭りは行なわれます。
あわせて楽しみたい
のどかな田園風景と緑豊かな山々に囲まれた山江村。恵まれた土壌や気候から栗の産地としても知られており、「やまえ栗」として親しまれています。昭和天皇に献上されており、羊羹やまんじゅうなどのお菓子がつくられています。
地元の方からひとこと
これまで続けてきたまつりを絶やすわけにはいかないので、一生懸命守っていきたいです。