来訪神・パーントゥが訪れ、宮古島に叫び声が響きわたる
宮古島のパーントゥ祭り
まつりの概要
「鬼や妖怪」という意味を持つパーントゥ。シイノキカズラのツルでつくられた衣装に身を包み、神聖な泥を全身にまとった3人のパーントゥが神の化身となり、島の人々や、車、新築の家のなかにまで上がり込み、その泥を塗りつけていきます。無病息災を祈願するおまつりで、その珍しさから国の重要無形民族文化財・ユネスコの無形文化遺産に指定されています。
まつりにまつわる物語
100年以上前のこと、島尻地区北部の海にクバ(枇榔)の葉に包まれた仮面が漂着しました。その仮面を拾った若者が、泥を体に塗って来訪神になった、という神話が起源とされています。この泥は「ンマリガー」と呼ばれる神聖な井戸からすくったもので、悪霊を退散させ、厄払いになるとされています。
あわせて楽しみたい
白い砂浜やサンゴ礁、カラフルな熱帯魚など、宮古島の海は言葉を失うほどの美しさ。ダイビングなどのマリンスポーツが人気です。東洋一の美しさと謳われる与那覇前浜ビーチは「宮古ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンの海が特徴で、ぜひ訪れてほしいスポットのひとつです。
地元の方からひとこと
学校が終わってすぐパーントゥに参加するくらい憧れていたので、夢がかないました。