江戸情緒を現代に伝える山車・お囃子・踊りの祭典
川越まつり
まつりの概要
約370年の伝統を誇る川越まつりでは、絢爛豪華な山車が、江戸情緒あふれる町並みを巡行します。山車の種類は29種類あり、それぞれ異なる人形が飾られます。クライマックスでは山車同士が向き合い、お囃子や踊りを披露する「曳っかわせ」と呼ばれる競演も。
まつりにまつわる物語
高さ8メートルほどになる山車に飾られる人形は、徳川家康のような実存した人物や、浦島太郎、ヤマトタケルノミコトなど物語や神話に登場するキャラクターをモチーフにしています。人形を載せる台には、黒や赤の漆と金箔が使われ、鮮やかな刺繍の幕は上に載る人形にちなんだデザインになっています。
あわせて楽しみたい
江戸時代、城下町として栄えた川越市では、レトロな街並みを楽しむことができます。川越市に多く残る蔵造りは、伝統的な耐火建築でつくられており、当時の面影を留めています。1日4回、決まった時刻に鳴る「時の鐘」は、環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれており、観光名所となっています。
地元の方からひとこと
観客の声援が力になるといいますが、そのとおりだと思います。これからも山車を守り続けていきたいですね。